2012年3月23日

3回目の一時帰宅(1)

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回収してきた、ウチの相棒のひとつ。 久々に見ると結構大きい。
先週の日曜日(3/18)、大熊町への一時帰宅がありました。 
去年の七月に、ビニール袋一枚分だけ持ち出し・自家用車の回収に行って以来なので、八ヶ月ぶり三度目の帰宅になります。 折角なので当日の様子を交えつつ、生っぽい感想を残しておこうかと思います。


その日はまず、9:00〜11:00の間に南相馬市の馬事公苑で受付を済ませます。 
原発によって福島県の浜通り(海沿い)は南北に完全に分断されているため、北から入るルートの南相馬市馬事公苑か南からの広野町体育館のどちらかを、事前に集合場所として申請します。

馬事公苑近辺・駐車場では、スタッフとして雇用されていると思われる、いかにも地元民ですといった感じの方々が誘導灯を振っていました。 
駐車場ではそんな人たちに混じり、東電社員と思しき人たちが並んで、車が通るたびに頭を下げています。 ぶっちゃけ反応に困ります

馬事公苑内の体育館に受付が設置されています。
事 前に町から送付されている許可証に通し番号が振られているので、その番号ごとに決まったテーブルで受付をします。 と言っても、身分証明書を見せて、首か らさげる線量計と連絡用のトランシーバー、注意書きの書かれたプリント数枚を受け取るだけです。 希望者にはあの白いカッパみたいな防護服が一式貰えま す。
去年はあった、防護服やトランシーバーの使い方の説明とか一切ありません。
非常にあっさりしてます。 ほんとにあっさりしたもんです。 
これから行くのが危険地帯なのだということを、微塵も感じさせないほどに。
なんつーかもう、この非常事態が日常になってしまってるんですよな。

今回は自家用車での帰宅が許可されているので、ここからはひとり車に乗っての単独行動になります。 馬事公苑を出たところに検問があり、そこで許可証とナンバーを確認されて、立ち入り禁止区域内に入ります。 
ウチのアパートは大熊町にありますので、馬事公苑からは県道34号線を南下、浪江町室原で国道114号線に入り浪江町内を東に抜けて国道6号線へ。 あとは6号線を大熊まで南下というルートになります。 かかった時間は45分ほど。

室原付近の114号線をグーグルマップの航空写真で見てもらうと分かるのですが、浪江は常磐高速道路の工事がだいぶ進んでいたのですよね。 インターチェンジなんかも形になってきた感じで。 放置された工事現場を通過するとき、何ともやるせない気持ちでいっぱいになりました。
相馬近辺とか走ってても6号線沿いに、常磐線早期開通、みたいな看板が所々に立っているのですよ。 見るたびに切なくなるんだよな、あれ。 

看板と言えば、県道34号線沿いにサイケな色で書かれた「牛に注意!」なんて看板を何箇所かで見ることが出来ました。 ニュースで野生化した牛が、なんてのは見てましたが実際にこういうの見るとドキッとするのであったり。